医療費控除の計算式
※1 対象とならないものもありますので事前にご確認ください。
※2 生命保険等で支給される入院給付金、健康保険等で支給される医療費・家族療養費、出産育児一時金など。
※3 その年の所得金額の合計額が200 万未満の人はその5％の金額。
還付金の目安
例
医療費控除の対象となる歯科治療
1）医療費控除の対象となるもの
・むし歯治療・歯周病治療・抜歯・入れ歯・セラミックスや金属のインレー, クラウン, 差し歯など
・インプラント・子供の歯科矯正・咀しゃく障害や噛み合わせの改善を目的とした歯科矯正
・交通機関( 電車, バス, タクシー) による来院費( 家族を含む)
2）医療費控除の対象とならないもの
・歯のクリーニング・美容を目的とした歯科矯正・ホワイトニング・ラミネートべニア
・健康診断の費用・自家用車のガソリン代・駐車料金
医療費控除Ｑ＆Ａ
医療費控除は何時、何処でするの？
通常、確定申告は２月１６日から3 月１５日までの間に所轄の税務署に確定申告書として提出しますが、医療費控除などの還付を受けるために確定申告する場合は１月１日から受付けてくれます。
また、3 月１６日以降でも構いません。申告書は税務署でもらうか、または国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」を利用して作成もできます。
申告書に記入できたら、医療費の領収書を添えて、税務署まで提出に行くか、郵送します。
医療費をカードや歯科ローンで支払った場合の手数料は医療費控除の対象になるの？
金利、手数料は控除の対象になりません。
カードや歯科ローンを利用した場合、手元に領収書がない場合があるので、確定申告の際は契約書の写しや利用明細を添付して下さい。
仕送りをしている両親の医療費は一緒に医療費控除できるの？
「生計を一にする」とは、必ずしも同居を条件としているわけではなく、別居していても日常の生活費が送金などによってまかなわれていれば、まとめて医療費控除可能です。
知って得する医療費控除
[1]家族の中で一番所得の多い人が医療費控除の申請をするとお得です！
日本の所得税は累進課税となっていて所得の多い人ほど税金が高くなっています。つまり、、、所得が高
い人が医療費控除を受ければ一番節税効果があります。
同じ５0 万の医療費控除を受けるにしても１０％の所得税率適用の人は５万円なのに対し、２０％の所
得税率適用の人は10万円となるのです。
[2]医療費控除をすると・・・翌年の住民税も安くなる！！
住民税は所得額に応じて課税される所得割と個人が等しく負担する均等割から成り立っているため所得
から差し引く事のできる医療費控除の申請をし、所得額を下げることで翌年の住民税も軽くできるので
す。
[3]治療期間が長くなり、年をまたぐ支払いには注意して！！
医療費控除はその年の１月１日から１２月３１日までに実際支払った医療費の合計で計算されるため
高額になる自由診療などの場合、年をまたいで分割で支払をするよりも、まとめて１年間で支払って
しまい申請したほうが断然お得です。１0 万円という足切り額を考えると２年に分けて支払った
場合、たいした節税にならないのです。
カードや歯科ローンで支払をする場合は、患者さんが支払うべき治療費を信販会社が立替えて、一括
で医院に支払われます。その立替え分を患者さんは一括または分割して信販会社に返済をしていくの
ですが、患者さんが一括払いしたと同じ扱いになるので、治療が長期に渡り、年をまたぐ場合は留意
して下さい。
[4]医療費控除の対象となるレシートにはメモをしたり等の工夫をしよう！
病気や怪我をした時に薬局で買った薬も控除の対象になります。レシートには何を購入したのかが分か
るように薬品名を記入して、薬のところに○をつけたり余計なものには× をつけて分かり易くしてお
きましょう。 通院のための電車・バス等の交通費は領収書がないため支払った事実を証明できるよう
に利用した交通機関、乗車区間、運賃をまとめたメモを作っておくよう工夫をしましょう！
なお、当院は領収証の再発行はできませんので大切に保管して下さい。